修理、修繕

2008年2月18日 (月)

電子レンジ修理2

前回の記事で注文していた部品が届きました。

前の記事では「何言ってるか分かんない」という抗議もいただきましたが、構わず続行記事書いてみました。
また抗議来るのかな?

と、さておき、

P1010050

注文した部品はドア、ヒンジ、アームの3点ですが、これだけで部品代は結構なもので、予算内とは言え総額1万以上はしました。
低価格レンジを使っている場合で扉の交換が発生する時は、余程な事でも無い限り修理はお勧めできないかも。

では早速交換作業に入ります。
でもその前に古い部品を外してしまいます。

P1010053

ドアは写真のように扉の開口角度を広げてやると左側ヒンジのロックが解除されて外れるようになります。

P1010051 P1010052

ドアが外れたら底面のヒンジ固定ビス(左右のヒンジに2個ずつ)を外してヒンジを外します。
(このビスは取り付けの際のドア固定調整にも使用します)
右側のヒンジにはドアスイッチが固定されているので、この前後に外してしまいます。

ここまで来たら後は新しい部品を組み込むだけです。
分解したときと逆の方法でさっさと組んでいきます。

っと思ったら。

P1010054 P1010055

新しいヒンジにビス穴はあるが、溝が切ってありません。
こーゆうのは取り付けの際に面倒になるので、固定するビスを予め締めて溝を作っておきます。

それにしても何故ヒンジの色が違っているのでしょう?古い部品は黒でした。
対策部品とかも想像つきますが、恐らく部品の共通化か何かでしょう。
あまり目立たない場所なんで気にしない事にします。

P1010056

両方のヒンジを取り付け後、右側ヒンジに関してはドアスイッチを元通りに取り付けておきます。

次にドアを分解と逆の手順で取り付けますが、
ドアを付ける前にヒンジとドアの接触部分に薄くグリスを塗っておきます。
(グリスポイントが分からないので、古い部品に残ったグリス痕を参考に塗ります)

ドアが付いたら、この状態で軽くドアを閉めてみます。
ドアを閉めた時に、レンジ本体とドアとの隙間が上下左右共に均等になるよう、ヒンジ固定ビスを緩めたり閉めたりして調整します。

現在のレンジは電波漏れを無くすためにドアにチョーク構造と呼ばれるシールド効果を持たせているようなので、厳密にドアの調整を行う必要はなさそうですが、そのチョーク効果を高めるためと、オーブン使用時のエア漏れを防ぐ意味でも、ある程度気を使って調整した方が良さそうです。

調整が終わったら正面パネル、ヒンジアーム、スプリングの順に、分解と逆順序で取り付けます。
最後に内側パネルを取り付けて、ドアの修理完了。

残りの基板ユニット、水タンクユニットについても分解と逆の順序で取り付けます。
が、

P1010061 P1010062

取り付け後、一通りのチェックと水タンクの水排出口、基板ユニットのグランド固定ビスと絶縁カバーの位置が写真のようになっているのを念のため確認しておきます。

組み立てが終わったらドアスイッチの調整へと進みます。

P1010017s P1010020s

ドアスイッチの調整はは黄色い印の所に固定ビスがあり、それを緩めてドアベースが適切な位置になるように調整し固定すれば完了です。
調整の前に必ず赤い所のシャフトを固定しておきます。(調整が狂うので。調整後はこのシャフトのビスは緩めない)

さて、ドアスイッチベースには2つのスイッチがありますが、調整のタイミングを見るのは2つ目のスイッチが押される(両方のスイッチが押される)時を見ます。
ドアが完全に閉まる少し僅か手前でスイッチが押されるようなタイミングとなるよう調整して終了ですが、この僅か手前という表現が難しい所。

理想はドアに手をかけて開けようとした時にスイッチが切れればベストって感じかな?
隙間が大きく空いてから切れるようでは安全スイッチ上、少々甘すぎるかも知れません。
あまり厳しく調整すると、天板を取り付けた際や多少凹凸のある台にレンジを乗せた時にスイッチを押さなくなる可能性がありますので、ある程度マージンを取るように調整した方が良いかも知れません。

ドアスイッチの調整が済んだら、最後に外したユニットやケーブルの結線処理が元通りになっている事を確認し、電源を入れてみます。

庫内灯の点灯や一通りの操作が出来る事を確認し、問題無ければスイッチ調整確認をオーブンにて行います。(レンジは調整不良時の事を考えて使わない)
オーブンを動作させて、ドアを少しずつ開けてみましょう。
ドアが開くその前にオーブンが停止すれば問題ありません。
(機種により完全に停止せず、機能のみが停止するものは庫内灯の明るさが変わりますのでそれで判断)

問題無ければ天板を元通りに戻し、再度上記試験を行い問題無ければ修理完了です。
(タイミングが悪い時は再度スイッチの調整です)

今回の修理は多少面倒な点が多く、単純な修理と言えど初心者にはちょっと難しい内容となってしまいました。
見て分からなければ手を出さない方が無難かと思います。

***

さて、修理後の調子ですが、これが意外と絶好調!
オーブン時のエア漏れが直り、更にレンジ使用時の無線LANが途切れなくなりました。
少しシールド効果が上がったのでしょうか?たまたま?偶然?
結果としては良い方向になって良かったと思う反面、さすがにこれを記事にするには無理があるのも思い知らされました。

写真の枚数が足りなくて、途中省いたのは内緒ね

分解マニュアルとか公開している人たちは立派ですと言いたいです。
ま、これ書く事で自分の備忘録にもなるので、ま、いっか…

このシリーズはこれにて終了です。

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2008年2月10日 (日)

電子レンジ修理1

ちょっとしたトラブルが引き起こす機器の故障。

「壊れた」のではなく「壊した」という事は、事の重大性を問わなければ誰もが何かしら経験しているのではないかと思う。
つい、うっかりと言うアレですな。

で、今回はそのうっかりが引き起こした電子レンジの故障。
ドアに過大な力が掛かり変形してしまった事で、レンジが動作しなくなってしまいました。

故障したのは、SHARPのAX-HC2という機種。

P1010002

外見上は全く分かりませんが、動作させるも実際には動作しない(表現むずかしい)訳で、ドアを押しつけないと正常に動作しない破目に…
微妙な隙間が分かるかな?

ドアが歪んだために内部のラッチスイッチが正常に押されていないのが原因でしょうから、今回はこれを修理することにします。

さて、修理と言ってもただ復旧させるだけならスイッチ調整で済みますが、オーブン時にエア漏れを起こしているらしく温度が上がりにくい状況から見て、レンジ使用時の電波漏れも考慮しなくてはなりません。
こーゆう時は何故調整するかを考える事が必要で、調整させる原因(ドアのゆがみ)を排除してから調整が原則です。

分解ですが、本業から離れているのでサービスマニュアルは勿論、機器特有の情報など入ってきませんので、感を頼りに分解を進めていきます。

P1010004

分解はまず背面の黒ビス(7本)を外してから、グランド(アース)線を止めている銀ビスも外します。(接地線が付いている場合)

P1010006 P1010011

次に背面、天板の順に外していきます。
この2つは切り込みが入っているため、それぞれ上方、後方に向け外します。

ここまで来ると、右側面にラッチスイッチが見えてきます。
調整だけならここまでの分解で終わりですが、今回はドアかヒンジが歪んでいると思うので、面倒と思いつつ更に分解を進めていきます。

しかしこのレンジ、ここまで分解した時点ではヒンジすらまともに見えない状態で、正直どうしたら良いか分からない状態。
(ここからの分解手順は実際の故障個所により異なるので、あまり参考にならないかも…)

さて、ヒンジ部分露出のためには、左側の水タンクユニットと右側の制御基板ユニットを取り外す必要があります。
順番はどちらでも構いませんが、今回は左側のユニットから外す事にしました。

P1010015 P1010016

その前に扉を開けた時に見える左右の化粧板?(黒パネル)を外しておきます。
後方の上部のビスを外し、パネルを上方へと引き上げます。

パネルが外れたら水タンク上部にあるファンユニットから外していきます。
ファンの電源コネクタを外してからファンユニット固定用ビス1本を外し、更に側面側の水タンクと共締めされているビスを外して、ファンユニットの切りこみ部分を確認しながらユニットを外します。

P1010013 P1010014

次に水タンクユニットを固定しているビス2本を外し、水タンクユニットを外します。
(ビスは側面の下方及び前面の水タンク挿入口の上にある黒ビス)
前面側に多少引っかかりがありますが、後方のポンプ配管などに負荷をかけぬよう優しく何度か引くようにすると外れますので斜め後方に寄せておきます。

P1010017

そうすると左側のヒンジが見えてきます。

P1010018

今度は右側の分解ですが、まず庫内灯のコネクタを外します。

次にドアスイッチベースを外しますが、上部にバーがあり邪魔なため、これを外します。

P1010020 P1010021 P1010022 P1010023

バーは前面と側面後方のビスを外し、前面側の切り込みに滑らすようにすると外れます。外れたバーを上方に寄せ、ドアスイッチベースを外します。

P1010024 P1010028

次に制御基板から出ているグランド線固定ビスと、ドアから出ているコネクタを外します。更に基板ユニットを固定しているビス4本を外します。
ここは種類の異なるビスが1本混ざっていますので注意します。

次に後方ファンユニットベースを外しますが、ここの分解はやや厄介です。
この辺から分解も面倒になってきます^^;

P1010029 P1010035         

まずファンベースの残りビスを外し、背面左側下側のビスを外します。
(とりあえず2本も外せば問題ないでしょう)

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次にファンユニットベース上部のビスを外し、シャフトを浮かせるように軽く外します。
シャフトが緩んだら今度はファンユニットベースの切り込み部分を上にずらすとファンユニットベースが外れますので、完全に外さずそっとしておきます。

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ここまで来れば、あとは基板ユニットベースを後方にずらしながら外していきます。
前面側のベースがシャーシに引っかかりうまく外れないときは、印の所を少し手前に曲げて外すと良いでしょう。(多少横着してるので仕方ない?でも曲げ過ぎに注意)

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概ねこのように外れていれば良いでしょう。
また基板ユニットを外す時は、ターンテーブルモータのケーブル(赤線部)に注意し、ユニットが外れた後も過大な力が加わって損傷させないよう注意します。

これで左右ヒンジ部分の露出完了です。

次にドアの分解をしますが、初めにヒンジに掛かっているスプリングを左右両方共に外しておきます。(スプリングの下側を外す)
ドアを閉めた状態で左右両方外しますが、スプリングを外すとドアが勝手に開いてしまいますので、必ずドアを手で支えたまま外すようにします。

ドアの分解は内側のパネルを外さなければならないのですが、このパネルはいくつものツメで引っかかっており、少々面倒かもしれません。

P1010045 P1010046

このようなこじ開け工具があると便利です。
最後にケーブルを止めている部品(右写真)を外し、パネルを外します。

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パネルを外すとドアを固定するビスが見えます(8本)ので、これを外します。
(このビスは長短2種類丁寧に色分けがされていますので分かるように管理しておきます)

これで分解完了。

P1010049

この後に不具合箇所を調べますが、ヒンジにわずかな変形が見られ、またドアも変形している事が確認できました。
ドアまで確認して良かったという事ですね。

で、これを修正しようと思いましたが、ヒンジはともかくドアに関しては安全上交換する事を決定、部品を注文することにしました。
どうせならヒンジも交換する事にします。

部品が到着後、またレポートしようかと思いますが、今回の記事は面倒だった割に、うまく伝わっていないような気がします。

次回はやめとこうかな?

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2008年2月 2日 (土)

PCバックライト故障

実家で使用しているPCの画面が出ないと連絡を受けた。

先日調子が悪いと言われ再インストールしていたものだが、時間が無く中途半端なインストールで渡していたのが原因かな?と思い実家に戻って確認すると、どうやらソフト絡みではなく、バックライトが動作していないようだ。

予兆も無く画面が出なくなったとの事からインバータ回路の故障を疑いましたが、思い当たる箇所について点検した結果、問題は無さそう。

インバータ用の電源も正常に供給されているようなので、見えない所で回路不調が起こっているのかなと思いつつ、負荷(ランプ)を付けて確認しようとしたら問題無く点灯してしまいました。

良く調べてみると、正常と思われていたインバータ入力側(メインボードから)の電源ラインが断線しかけており、これが原因で点灯しなかった事が判明。

P1010003

写真の撮り方が下手で分かりにくいですが、オレンジ色の線が見事に切れています。
このすぐ下の茶色の線も切れかけていました。

この部分はヒンジに固定されていた所であり、長年のパネル開閉で疲労破壊を起こしてしまったのでしょう。

何はともあれ、この線をつなぎ直せば完了と言う訳で…

P1010007

本当は配線も引き直せば良いんだろうけど、適当な線材が見つからなかったので、今回はそのまま接続して場を凌ぎます。
断線した箇所の被覆をわずかに剥き、先端に半田処理をして互いに接続するだけの簡単修理^^
次回発生の際はきちんと処理するつもりです。

P1010009

こんな具合に。
これをもう一本同様に行い、絶縁処理をして終了です。

P1010011

最後は元通りに配線処理と組み立てを行えば…

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見事修理完了です。

このPCも中古で買って早5年。
大した用途には使用しないので、今回の修理でもうしばらく頑張ってもらいます。

それにしても、この写真だけ何度撮ってもボケてしまいます。
発光するものはうまく撮れないのでしょうか?カメラのせい?

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